公益財団法人 平戸市振興公社

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 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」登録勧告

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 世界文化遺産登録の諮問機関である「国際記念物遺跡会議(イコモス)」は、3日(現地時間)に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録勧告を出しました。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、12の構成資産からなる文化遺産で、17~19世紀にかけ長崎県と熊本・天草地方で、キリシタン禁教期に仏教や神道を併存させ社会と共生しながらキリシタン信仰を守り続けた伝統が残る遺産です。
 平戸市は2つの構成資産を所有しており、平戸の聖地と集落「春日集落と安満岳」と「聖地中江ノ島」があります。現在、「春日集落案内所」と当博物館にて世界文化遺産の価値を紹介しておりますが、6月24日にバーレーンで開かれる世界遺産会議で正式にに登録した後、当博物館では、世界遺産サテライトセンターとして、より多くの方々にわかりやすく平戸の構成資産の紹介展示を予定しておりますので、たくさんのご来館をお待ちしております。

〇平戸の聖地と集落「春日集落と安満岳」
「禁教時代に信仰を継承してきた集落」
 16世紀に松浦家家臣の籠手田氏と一部氏がキリシタンに入信したことで、彼らの領地であった生月島や平戸島や平戸島西岸地域などでは住民の一斉改宗が行われ、当時、日本における初期キリスト教布教の拠点の地となりました。これらの地域には、キリシタン時代の墓地や殉教伝承地などが伝えられているほか、祈り言葉である「オラショ」や行事も「かくれキリシタン」と呼ばれる信仰の中で継承されてきました。
平戸の聖地と集落「春日集落と安満岳」は、禁教になった後も信仰組織を維持し、かくれキリシタン集落となっていった地域の中で、現在もその集落形態がよく保全されている場所です。

〇平戸の聖地と集落「中江ノ島」
「かくれキリシタンの聖地」
 聖地中江ノ島は、平戸島北西部に位置する無人島です。禁教時代のはじめに平戸藩によるキリシタンの処刑がこの島で行われた記録が残っており、潜伏キリシタンから聖地とされました。生月・平戸西岸地方のかくれキリシタン信者は「サンジュワン様」「御三体様」「おむかえ様」などと呼び、島全体が聖地として信仰の対象になっており、お水取りの行事も行われています。